菜っぱのおひたし

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【エッセイ漫画】自分の服を自分で作れるようになりたい! お裁縫一年生(1)

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みなさんこんにちは、菜っぱです。

最近私は自分の服を自分で作れるようになりたくて、お裁縫にチャレンジしはじめました。

なぜ今更お裁縫がしたくなったんだろう……。と思ったら、めちゃくちゃ哲学的な考えが脳内で発展してしまったので、ちょっとこちらに記録しておこうと思います。

 

どこでも浮いちゃうのはもう専売特許みたいなもんだから(?)

ちゃんとしなくっちゃ。きちんと『社会に出て恥ずかしくない大人』にならなくっちゃ。

 

そう呪文のように心の中で唱えて、教室の扉をくぐり抜けていたあの頃。私はそれらしい『感じのいい』笑顔を顔に貼り付けて地獄の空気に体をやられながら、日々をやり過ごしていました。

それがその空間の中では最善手だったからです。

 

私は昔からとろくて、いつも集団からワンテンポ遅れた行動をとってしまう子供でした。自分では普通なつもりなのにかつての同級生たち曰く、ものすごく奇天烈なわけではないけれど、なんだかうっすらおかしい……らしいのです。

 

そんな人間でしたから、気の強い同級生には何かと目をつけられがちで、いじめも多少は受けていました。

 

でも私から見ればみんな平等にどこかしらおかしくて、普通の人なんて一人も見当たりませんでした。ノートの端っこにクリーチャー書いてる男子、覚えたての化粧の知識を素晴らしい魔法だと言わんばかりに話す女子。陽に照らさせるとキラキラ輝く栗毛色の髪を長く垂らしているせいで同級生から『女男』と呼ばれている子。

 

田舎だって、人間のバリエーションはさまざまで、同じ人なんて一人もいない。普遍的な普通を保った人なんて一人もいないのですから。

 

そんな学校生活は苦しかったけれど、私はそんなに日々の暮らしに絶望はしていませんでした。

 

なぜなら、大人になればどうにかなると思っていたからです。

大人になったら魔法がかかったみたいに自動的に『普通の大人』になって、普通に生活ができるんだと思っていたのです。馬鹿ですね〜。

 

でも、やっぱり、大人になったところでどうにもなりません。

 

職場でも変な感じに浮くし、私はどうしても『みんなの楽しいこと』を楽しく感じられないのです。

 

彼氏を作る、飲み会に行く、みんなで集まる……。

 

とりあえず、普通っぽく擬態しようと思って、一通りチャレンジしてみましたが、どれもこれも『今の自分』の楽しいにはつながりませんでした。

 

自分が楽しいと思えることは一人で本を読むこと、ものづくりをすること、動画編集をすること。

なんともインドアでボッチな過ごし方なんだろう……。

そう思った時、私は私のしたいことでしか幸せになれないんだなあ、と気がついてしまったのです。

 

こどものとき、どんな大人になりたかった?

さあ私は私の力で幸せになるぞ!

そういえば私、昔、熱烈にターシャテューダーになりたかったなあ。

当時から庭とものづくりが好きだった私は、彼女の夢のような庭と自分の身につけるものや生活に必要なものはすべて作り上げるという生活に強烈な憧れを抱いたのです。

(この本も持ってます。おすすめ↓)

 

彼女の庭への情熱は常人であれば多少狂気を感じてしまうほど。

でも彼女はそれでも幸せそうに見えました。

 

こんな人に私もなりたいなあ……。

 

今からでも遅くない

なりたい自分が見つかったら、あとはそこへひた走るだけ。

夢を叶えるのは今からでも遅くない! そう思った私は幼い頃大好きだった縫い物を再開することにしました。

 

夢、といっても、有名になりたいとか事業をおこしたいとか、そういった大それたことでは全くないのですが。

 

私は自分の服を自分で作ることで、自分のご機嫌を自分でとりたいだけなんです。

 

縫い物ができるなんて、将来お母さんになった時役立つね! なんてことを言われることもありますが、それはなんか違うな……。というのが正直な感想です。

 

今の私の技術は私を喜ばせるためにあるので、今はまだ他人を喜ばせるところにまで、視野が及びません。

 

当面の目標は楽しいことをして「ああ、生きていてよかったな」ということをたくさん感じれたらいいな、と思っている今日のこの頃です。

 

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