菜っぱのおひたし

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【エッセイ漫画】鮮やかな色が目をひく! 春の差し色コーデ

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みなさんこんにちは、菜っぱです。

もう季節は春!

 

お出かけをすると店頭ではかわいい服がたくさん並んでいますね。

何もかもが欲しくなってしまう今日のこの頃ですが、今日はファッションについてちょいと語らせて頂こうと思います。

 

 

なんでみんなこんなにオシャレなんだ!? 惑いに惑った大学時代

みんなお揃いの学生服を着て、みんな同じようにパッケージされていた高校を卒業し、晴れて大学生になった私は周りの変化に大変とまどっておりました。

 

みんなオシャレすぎるのです。

 

ナチュラル系、ギャル系、お姉さん系……。

 

4月、大学のキャンパスには『自分』をファッションで体現したような素敵な格好をした女の子たちで溢れていました。

その誰もが先輩なら納得がいくのです。

 

ああ、みんな大学生になって一年間で私服修行を終えて、自分らしい服がきれるようになったんだなあ……って。

 

でも、私がオシャレだなあ、と思って目で追っていた人たちは私と同じ新入生ガイダンスが行われる教室へ入っていくじゃないですか!?

 

な、なんで!?

どうしてなの〜!

 

みんないつファッションの勉強をすましたの?

もしかして受験勉強中も「大学行ったらこんな服着ようかな」ってファッション誌見ながら想像してたタイプ!?

 

もしかしてそれって人生における必修教科だったの〜!

 

田舎から上京してきて芋だった私は、キョドキョドしながら教室へ入って行ったのでした。

 

オシャレセンスは天性のものじゃない。後から追加可能な技術だ。

 

私が一人、オシャレセンスのなさに打ちひしがれ、地獄を見ている5月。

大学でできた東京生まれのシティガールたちが「ちょっと買い物行かない?」と私を誘ってくれました。

 

私は恐れ慄きながらも、これから一人で買い物に行けるようになるためにも、と思いついていくことにしました。

 

そこで、立ち寄った下北沢のお洋服屋さんでものすごく素敵な店員さんに出会ったのです。

 

その店員さんは「オシャレに自信がないんです……」と言った私に、丁寧に合わせ方を教えてくれました。

 

色数は絞ること、柄物は上下のどちらかにした方が映えること。地味色だけど上質なお洋服を基本服として持っていると着回しがしやすいこと。

 

今思えば当たり前なことだけれど、その時、何も意識せずに服を選んでいた私にとっては目から鱗のお話の数々に私はちょっと興奮気味に。

 

「じゃあ、これとこれ、全部買おうかな」となけなしの貯金を叩いて服を購入しようとすると「これはユニクロに安くてもっと質のいいものがあるからそっちを買いなさい」と、絶対お店にとって得にならないアドバイスまでくれたのです。

 

うわー。いい人に出会っちゃったな。

というか、服って困るものじゃなくて楽しいものだったんだ。

 

センスって後付け可能なんだ!

 

そこから私は日々の服選びが楽しくなり始めたのです。

 

今思えばみんな悩んでいたのかも

そうして大人になった私は今も自分なりのペースで服選びを楽しんでいます。

多く持つと管理ができないタイプなので、クローゼットの中の枚数はかなり少なめですが。

 

先日LINEお茶会を大学生時代の同級生と開催したところ「菜っぱちゃんってオシャレだよね〜」とその当時、私がめちゃくちゃオシャレだと思っていた友達に言われました。

 

え、大した格好はしてなかったし、今もしてないけど……と思った私。

 

今思えばあの頃、私が「みんなオシャレでかっこいい!」と思っていた同級生たちも、表に出さないだけで戸惑いながら服を選んでいたのかもしれません。

 

あの店のお姉さんは、知らないうちにどこかへ転勤してしまって、もう会えなくなってしまったけれど、今の私はあのお姉さんに少しだけ近づけているかな、なんて思った今日この頃でした。