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みなさんこんにちは、菜っぱです。
猫ちゃんがお家にいる方なら一度は目撃したことのある困った行動の一つに『ものを落とす』という行動が挙げられると思います。
何度注意してもやめない、毎回やる、物を壊す……。
ああ、どうして猫ちゃんはこうも呪われているかの如く机から物を落とすの?
きっと多くの飼い主が疑問に思っていることでしょう。
そんなわけで今日は私が聞いたことのある説をご紹介して行こうと思います。
物理演算を学んでいるから
猫ちゃんは動くものに対して鋭い観察眼を持っています。
ブンブン飛び回る羽虫や布団の隙間から一瞬覗いた人の足……。
そう言ったものを見た瞬間一目散にぶしゃああ! と突っ込んでキャッチしにきますよね。
至って普通に見えるこの行動。実は生まれた時からできるわけではないのです。
これまで頭に溜めた、ものがどのくらい動いて、このくらいの大きさだったらこう動くな、という猫ちゃんなりのデータに基づいて猫ちゃんは動きを決めているのです。
その元になる基礎データとなるのが『物を落とした時にどのくらいのスピードで床に到着するか』。
そう、あれはものに飛びつくという応用結果を導くための基礎研究なのです!
落とせば落とすだけデータが集まるので、猫ちゃんは物を落としまくります。
その姿はまるでりんごの木から実が落ちるまでの様子を見て物理法則に気がついた科学者のよう……。
お前はニュートンか。
餌がほしいから
猫ちゃんはごはんが欲しい時、人間を呼ぶ必要があります。
野生の猫とは違い、家猫にとって、人間から餌を貰うという行為は時代を経て形を変えた狩りそのもの。
それは、私たち人間が自らの手による狩猟をやめ、スーパーマーケットでお肉を買うように。猫ちゃんだって変化をしているのです。
そんな猫ちゃんは、基本的には「にゃあにゃあ」とかわいく鳴いてアピールすることで人間を呼びますが、それでも気がついてくれない時、物を落とす行為で音を鳴らして、人間を呼びつけます。
——なんと彼女らはそれを呼び鈴がわりにしているのです。
お前、頭良すぎか。
かまってほしいから
餌が欲しいわけじゃない。人間にかまって欲しいだけ。
……なのに人間は別の作業に夢中で何回も鳴いているのにこっちに視線すら向けてくれない。
そんな寂しさを抱えた猫ちゃんはかまって欲しさに物——とりわけ飼い主が大切にしているものを落として気をひこうとすることがあります。
実際に今回私がティーカップを壊されたのは、クッキー作りに夢中で毛が入ってはいけないので後で猫ちゃんを構おうと無視を決め込んでいた時でした。
……こんなに可愛く鳴いているのに、無視しやがって。許さないぞ!
きっと世界一かわいいマイスイートキャットはそう思っていたに違いありません。
お前はメンヘラ彼女か。
まとめ
お気に入りのものを壊されても、ブランド物のカバンにおしっこされても、いつだって揺るぎなく猫は可愛い生き物です。
人間にできることはただ一つ。
全ての過ちを許しましょう。
逆にいえば、それを許せない余裕がない人は猫をお家に招く資格がないのかもしれません。
正しい猫様のしもべになるには、たくさんの試練をクリアしなければならないのです。
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