菜っぱのおひたし

暮らすこと大好き菜っぱが、おしえて!ひつような!たすかる!じょうほう!(おひたし)をお届けするブログです。

【エッセイ漫画】ものが見つかるキッチンを目指して

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みなさんこんにちは菜っぱです。

 

長年住み続けている家のキッチンの引き出し……。最後に片付けたのはいつだったか、みなさんは覚えているでしょうか?

 

覚えている人はきっと整理整頓上級者!

キッチンの引き出しのみならず、家の中もきっと綺麗なんでしょう。

 

だがしかし、大抵の人は「あれ? いつだったかなあ……」と思い出せないのでは?

そうだよね! 私はそうだと信じているんだけれど!

雑誌に載っているような素敵が全面に溢れたお部屋に住んでいる人はごくごく僅かで、ほとんどの人は謎の書類スペースや、いつ片付けたのか定かではないゾーンを家の中にいくつも持っているものだと、私は思っているんだけれど!

 

絶対ナカーマはいるよね!?

 

……けれどもやっぱり、家は片付いている方が心地がいいもの。

少しでも素敵な部屋に近づけるよう、物持ちが異様にいい母を説得しながら、最近実家の断捨離をしている私のお片付け備忘録をこれから綴っていこうと思います。

 

少しずつ捨てるなんて時間の無駄だ! 持っているものを全部出せ!

 

私同様、片付けが苦手な母。

彼女のお片付け中の口癖は

 

「一日一つずつ捨てるのを目標にいるいらないをゆっくり吟味する」

 

でした。

彼女曰く「絶対に捨てたことを後悔したくないから私はいつもそうやって過ごしているの」だそう。

でも、よく考えてみて?

それが本当に実行されていたら、うちのものはもっと少なくなっているはずじゃない?

 

どう見ても、途中で自分で作った自分ルールに飽きてる期間がでてきてるじゃん!?

達成できてないよね!?

 

と、いうことでとりあえずどこかしら一気に取り掛かることが大切だということに気づいた私は、休日の午後を返上し、母とキッチンのカトラリーケースの中をひっくり返してみることにしました。

 

キッチンのカトラリーケース……。一見狭そうに見えますよね。

でもここが魔窟なのです!

だってものが入りすぎて、フォークやスプーンが引っかかって引き出しが開かないことがあるんですから〜!

 

こういう時、本当は丸一日お片付けデーにして、一気に家中片付けたくなってしまうのですが、一気にやると絶対にリバウンドするのでしてはいけません。

 

ものをたくさん持っている人がものがなくなった部屋にいきなりぽいっと戻されると、視覚的に寂しいのか、違和感があるのかわかりませんが、どこかからものを持ってきて、特に生活に必要でもないもの(主に百均で買ったようなちゃっちいもの)を増やすという性質があります。

 

まずは一箇所、

 

ものを全て出す→いらないものといるものを分ける→しまい直す

 

をやりきり、達成感と必要なものしかない暮らしがいかに過ごしやすいかを体験してもらいましょう。

 

その経験が次の場所を片付けるための布石となります。

 

出るわ出るわ! いらないもの

 

片付けを始めると、どうしてこんなものを持っていたんだろう……。と思うものがたくさん出てきます。

 

子供の頃、ディズニーランドのお土産で買ったっきり開封しなかったミッキーのお箸。

謎の棘のついた器具(あぶない!)。

高校生の時、友チョコ交換の際に使っていたお菓子作りの資材。

そして出るわ出るわ! 探していた栓抜き!

 

中には、ワインオープナーに栓抜き機能がついていたにもかかわらず、母はそれをワインオープナーとしか認識していなかったため、今日まで機能を知らなかったものまで出てきました。(でも人生って本当にそういうことあるよね!)

 

全部出すまでは地層の奥に眠る化石のように底の方に埋まっていたため、存在すらも確認できなかった不要物が、引き出しのものを全てひっくり返す、という行為のおかげでようやく表に顔を表したのです。

 

私「これは流石に……いらないね……」

母「うん……」

 

いらないものでも何かに使えるかも! と、取っておく精神を発揮しがちな母も、流石に捨てることを決意するレベルのものがたくさん出てくる……。

 

そういったものは私と母が責任持って捨てました。

 

俺たちの戦いはこれからだ!

 

片付けの結果、綺麗になったカトラリーケースはめちゃくちゃ使いやすくなりました〜!

ガチャガチャ何度か揺さぶらなくても引き出しは開くようになったし、フォークも一発で見つかるんですから!

 

すごい! これが必要なものしかない暮らし!

この感動を噛み締め、いい気になった私。

 

「来週はどこを片付ける?」

 

ふふふっ、と笑いながら母に問うと母は……

 

「ちょっと疲れたから、休もうかな……」

 

とのこと。

……うーん! これは時間がかかりそう!

 

でも、きちんと片付けて置かないと後々大変なのは目に見えているし、気合を入れて少しずつ片付けていくつもりです。

 

ちなみに私の家は田舎に建つなかなか古い農家のお家なのですが、代々、ものを捨てられない血筋らしく、敷地内にある物置や母屋には叔母たち、祖母、祖父、曾祖父さん、その他祖先が残した不用品がごってり残っているんですよ……。

 

それが昔懐かしい昭和家具や骨董品とかだったらいいんですけど、まじで捨てるのめんどくさくて取っといちゃったんだろうな……。と思うものが大多数で……。(朽ちた木箱とか、肥料袋とか、歴代の娘たちの雛人形とかプラケースとか)

 

なんかうちって「いらなくなったものは物置に入れておけ」っていう文化があるんですよ。

子供の頃はみんなのうちもそういうものなのかな? って思ってたんですが、大人になって「え、それってゴミ屋敷製造システムじゃん」って気がつきまして……。

 

私は今二十代後半なんですが、今後結婚する予定は今のところないので「俺が末代!」になる可能性が高いんですよね。

 

そうなると私が死んだら、市の職員さんだったり、名前も知らないような遠い遠い親戚の若い方に迷惑をかけることになるので、どうにか私が元気なうちに片付けておかないと! と思っているところです。

 

少しずつやるっきゃないか!