みなさんこんにちは、菜っぱです。
もう今年が終わってしまいますね! こっわー! 時間の流れ早すぎるんですけど!
みなさんはどんな一年でしたか?
今年一年を振り返って
書いた小説が売れない
私は今年は本格的に文章を書き始め、小説というものを書き殴った一年でした。
新卒三年目の会社員だったところから、体を壊し、怒涛の勢いでなんちゃってフリーランスになってしまってからはや一年。なんとかかんとか、生計が立ってきたかしら〜? と言うところから、なぜか! 小説を書き始めたんですよ!? どうした!? いきなり!!
こんなことになったきっかけは、ひょんなところから自著が書籍化したことでした。
賞を受賞し、書籍化……作家デビュー!?
なんだかわからん流れで小説家? になってしまいました。
と、いえば華々しく聞こえると思いますが、現実は優しくありません。
と言うのも、自著『発光』がびっくりするほど売れていません! いやああああああああ(泣)
↑これです。
それもそのはず、私の書いたお話は世間の言う、売れ線とは大きく外れているのだと思います。
『発光』は物語投稿アプリizure様で行われた、第二回izure大賞で佳作をいただき、電子書籍化したお話でした。
初めは私の書いたお話が、Kindleの自費出版でなく(漫画はいくつかKindleで自費出版していたので)出るなんてすっごい! めちゃくちゃ嬉しい! とぴょんぴょん飛び上がっていました。
ですが、結果は売れない。物書きとして新人で、出版経験があるだけ、という未熟な人間が生まれてしまっただけでした。
これはひとえに私の力不足です。出版社の担当さんもたくさん、たくさん、校正を重ねてくださいましたし、とってもよくしてくださいました。(担当さん、めっちゃいい人だった。控えめに言って神。優しさの権化)
……でも、売れない。
と言うことは、運だとか時期だとか知名度だとかの問題もあるとは思うのですが、やっぱり私の実力不足だと思うのです。
現実、辛あああい! えーん!
現実っていうのはいつも痛くて、鮮やかなんじゃ
……と、ここまで、つらつらとくらーいことを綴ってきましたが、私、へこたれていません。
なんならちょっとエンジンかかってきた感じ〜!!!!!!! いえーーーーい!! (ハイテンション、やけ)
売れたい、売れたい、売れたい! 売れるもん作れる人になりてーーーー!
そんで、稼いだお金で、愛猫ぶんちゃんにいっぱいチュール買うんじゃいっ!
辛いから……ねこ見よ……。
(愛猫ぶんちゃん、キリっとしたお顔)
うっ! かわいいいいいいいい!
足りないものが多すぎるだって人間だもの
で、冷静に私に今何が足りないか考えてみたんですよね。客観的に自分をジャッジしていこうぜ!
その結果
1 私の読書傾向が純文学寄りなので、書く文体もそちらによってしまって売れ線ではない
2 そもそも文章力がなく、特に情景描写が弱い。
の二つが浮かび上がってきました。
うっ! 現実つら……。鈍器で殴られたような、鈍い痛みが走るぜぇ! あ〜もう、息、吸お? スーーーー〜ぅ。
……はあ、取り乱しました。すみません。
本題に戻りましょう(キリッ!)
1は仕方がないです。人には好みというものがありますから。私、薄暗ーくて、希望がなくて、最後ちょっとだけ光、みたいなお話、大好きなんですよね……。
あっ、うっかり性癖を晒してしまった。すみません。発光もそういう話でした。
でも、こういうお話が世の中で今求められているかというと、首を傾げてしまうところがありますよね。憂鬱なことが多い時代、読むものくらいは楽しいものが読みたいと思われる方が多いのではないでしょうか。
今の売れ線でいうと、現代恋愛かファンタジーでしょうか。どちらも読むのは好きだけど、書くのは苦手なジャンルだあ……。
そもそも、暗くて希望のないお話を読者に読み切らせるためには作家の技量が必要です。
暗くても、この話には読みたいを思わせる何かがある、と思うから人はそれを読んでしまうのではないでしょうか?
私が最近読んだ『氷点』もそう言った話でした。きっと救い的なものはないんだと思う……だけど展開が気になっちゃって読んじゃう!! みたいな。
これ……めっちゃすっごかったああ……。誰も勝てんよこんな文章書く人に……って感じ。
そう言った種類の素晴らしいお話は世の中に飽和していますから、新人の私が書くものを求められないのです。
そして2。
それを書くためには私は技術が足りない問題が浮かび上がります。
この文章を読んでいるだけでも私に文章力がないことは明らかでしょう。
感情を書くのは得意だけど、その場所で何が起こっているのかという描写が苦手……。
書いた枚数が圧倒的に足りないのです。小説を書き始めたのはここ一年のことですから仕方がないのですが。
ここは、経験に勝るものはないかと思います。なので、書くしかないのです。
とりあえず書こう。というノリで俺は200万字書くことを決めた。
と、いうことで私は今、新しい小説を書いています。
タイトルは『白兎令嬢の取捨選択』と言います。
簡単にあらすじを説明すると、伯爵家の令嬢が自分で自分の未来を切り開く……というお話です。
私の筆力を上げるための習作です。
習作ですが、分量が200万字越えです……。現在のプロット上。
いやあ、仕事終わってから1日1万字書けば200日で終わるな、というバカ計算をした人間がどうやらいるみたいなんですよね〜。……ここに。
(できる訳ねーだろ! この、ドカス! って今ならちゃんとわかるよ⭐️)
……また取り乱してしまいました。落ち着きがありません。すみません。
こういうところ、成長したいわーっていう点
……さて、この小説を書く目的は『自分を成長させる物語』を書く、ということです。
完結までに課した成長すべきポイントは2つあります。
1 売れ線である、ファンタジー小説を書けるようになること。
ファンタジーを書くということは、読者にその世界観を楽しんでもらえるだけの描写力が必要になってきます。それがないとただの陳腐な話になりますからね。
苦手だ、苦手だ、と逃げるのではなく、立ち向かっていくだけの努力が必要だと思ったのです。
2 恋愛の描写が書けるようになること。
読んでいる方がときめくような、素敵な恋愛描写が書けるように……。書いてて思ったのですが、今書いている時点(白兎令嬢現在45万字公開中)で恋愛の話……これっぽっちも出てきませんよね? うわあああ!
……あとで! あとで出ますので! プロット上は後半になるほど盛り上がりますので!
描写の技術が足りないというところは量でカバーします。あと技術本。
大好きな三浦しをんさんの本。めちゃくちゃ参考になった。
と、こう言ったところを成長できるように。とわたくし必死に書いております。
この物語を完結できた頃には私はものっすごく、成長できていると思うんですよね。
私を成長させる物語を書くということ
200万字も書けるだけの体力がつけば、他の話を作るにしても、ちょちょいのちょいだぜ! という感覚になれると思いますし、なにしろ今後のお話作りに自信が付きます。私は書ける人間なんだ、と自分が認めてあげられるだけの実力が今の私には必要です。
なので、この物語はPV数を気にしてはいけないのです。
必要なのは書き切った、という事実。それが自分を成長させるのであって、人気だけを追い求めていたらいけないのです。人気が出る物語を書く、という段階まで来ていないのですよ。今の段階では。
と、自分に念じながら、書くのじゃ〜! 書くのじゃ〜! と自分に暗示をかけています。
習作でも、この物語の登場人物にはみんな愛着がありますし、とっても大好きです。ふと気がつくと、脳の隅っこで雑談を始めますし、その会話が面白くって私の睡眠時間をガンガン削っていきます。お願いだから、寝かせて!
ということで、わたくしはこの先、このお話を書いていこうと思います。
この文章も、本当に私自身のための文章ですね。独りよがりで、読みにくくって、自己完結しかしてないです。
なんでこれをブログにあげたかというと、もしかしたらおんなじ悩みを抱えている人がいるかも、と思ったからです。
私は物語を書く方が書いたブログ記事を読んで励まされたことが何度もあります。そういう素敵な方々に少しでも近づきたいなという気持ちで、文章を書きました。
これを読んでこんな人いるんだ〜、めっちゃ文章力ないわ〜とでも笑ってください。
物語を作るあなたの心が少しでも軽くなったら幸いです。
はー! そろそろ、小説書くか……。どこまで書いたっけ?
2021年中には完結させるぞ!
__ぜってー負けねーからな! 誰にって? 自分にだよっ!